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ほりえ則之 議会報告

平成25年第2回神奈川県議会定例会

平成25年第2回県議会、6月10日から7月2日までの会期で開催 !!

6月10日知事より平成25年度一般会計補正予算他24件が提出。

黒岩知事提案説明・所信表明

 黒岩知事から、6月1日から3日にかけて横浜で開催された第5回アフリカ会議について無事に終了し、今後のアフリカの開発の方向性を示す「横浜宣言2013」が採択されるなど成功裡に幕が閉じたとの話がありました。
 知事は、6月2日のテーマ別会合「平和構築の強化」に出席し、今年1月アルジェリアで発生したテロ事件では、本県に本社を置く日揮株式会社社員を含む多数の人命が奪われました。神奈川県の知事として、世界が一致してテロに立ち向かい、前に進んでゆこうと訴えました。そしてアフリカは希望に満ちた市場であり、アフリカの成長が世界の平和と安定に貢献することから、県内企業が進出、活躍することを期待したい、と言うメッセージを述べたとした。
 震災ガレキの受け入れについて平成23年12月、県の所有する「かながわ環境整備センター」に受け入れたいと表明したが、横須賀の芦名地区大楠町連合町内会の反対で理解が得られなかった。一方、被災地の状況も刻々と変化し、大量に打ち上げられた魚網の処理に大変困っているとの状況が判明致しました。
 そこで、24年7月に放射能汚染の心配の無い魚網を同センターに埋め立てると言う案を提案しましたが、同地元連合会の理解が得られませんでした。
 そうした中、被災地でのガレキ処理の進展により、本県への処理要請が、5月に洋野町の魚網300トンに変更されました。そして、4月8日に箱根町が最大100トン。5月10日に南足柄市が最大200トンの魚網の受け入れを検討すると表明し、この度、そのための補正予算の6月議会への提案について連絡をいただきました。南足柄市長、箱根町町長を始め、関係者の皆様に感謝を申し上げます。と述べ、神奈川県に要請された魚網300トンの受け入れの見通しができた、とした。
 私からすれば、南足柄市、箱根町の受け入れが無ければ神奈川の責任が果たせない。被災地の皆さんの要請に応えられない事態となるところであったと言わざるを得ない。神奈川県は大いに反省する必要がある。
 補正予算について知事からは、緊急に対応する必要のあることについて措置したとしており、始めに風疹対策として、風疹は妊娠初期の女性がかかると、胎児が風疹ウイルスに感染し、先天性風疹症候群と言う障害を引き起こすことがありますので、感染を予防することが重要です。今年に入り県内で風疹が爆発的に流行し、患者数が4月時点で前年同期と比べ、100倍以上と急増したことから、4月16日に「風疹非常事態」を宣言しました。
 知事自ら県民の皆様にワクチン接種や感染予防を呼びかけると共に、市町村に対して、ワクチン接種の助成について積極的な検討をお願いしたところ、県内全ての市町村において助成を実施して頂くこととなりました。
 県として、こうした市町村の取組みに対して支援をする為、「市町村自治基盤強化総合補助金」の枠組みを活用して、市町村への助成を行うこととし、同補助金の増額をお願いするとした。
 次に、海岸漂着物について、海岸に於ける良好な景観や環境保全を図るため、新たに海岸漂着物と歌い咲く基金を造成すると共に、基金を活用して、暴風雨等により、発生した海岸漂着物等の回収・処理を行うほか、海岸を利用する方々に対して「ごみの持ち帰り」を直接呼びかけるなど、海岸利用の為のマナー向上のための普及啓発事業を実施するとしております。
 このほか、二次救急医療機関の耐震化を推進する医療施設耐震化臨時特例基金の積み増しを行うほか、葉山港・真鶴港の指定管理に係る債務負担行為の設定。それに先ほどの魚網の受け入れの要する経費を本日その2、の補正予算1,610万円を提案。 補正予算の総額は、その1、その2、を合わせて、一般会計11億6,400万円、特別会計は、市町村自治振興事業会計で 1億2,900万円、合わせて12億9,300万円となっております。
と説明があった。

 予算以外の案件として、今回条例の制定3件、改正10件、工事委託協定の締結1件、指定管理者の指定5件、など全体で22件をお願いするものです、とした。
 条例の制定は、知事等の期末手当の特例に関する条例は、知事、副知事など特別職の平成25年12月期末手当を減額することについて所要の定めをする事としている。
 神奈川県子ども・子育て会議条例は、子ども・子育て支援法の施行に伴い、神奈川県子ども・子育て会議の組織及び運営について、所要の定めをするものであり、神奈川県海岸漂着物等対策基金条例は、国から交付される補助金を原資に、新たに基金を設置すると共にその管理、処分に関して、所用の定めをするとしている。
 条例の改正は、職員の給与に関する条例等の一部を改正するほか給与関連2条例は、特別職の期末手当の減額措置に加え一般職員においても、平成25年7月から9ヶ月間職員の給与をさらに減額することに伴い、所要の改正をおこなうもの、神奈川県病院事業の設置に関する条例の一部を改正する条例は、分べんの介助にかかる料金について、現行の料金を下回っていることから、原価を踏まえた額に改定するため。
 次に、工事委託協定の締結については、神奈川県総合リハビリテーションセンターの再編整備に係るものであり、指定管理者の指定については、由比ガ浜地下駐車場ほか4件のご審議を提案する、としている。

平成25年度6月補正予算(その1)

(単位:百万円、%)

会計別 当初予算 6月補正予算 6月現計予算 25年度6月/
24年度6月
一般会計 1,772,171 1,148 1,773,319 99.9
特別会計 1,088,379 129 1,088,508 116.7
企業会計 114,458 114,458 106.7
2,975,008 1,277 2,976,286 105.7

(注1)当初予算が国は、当初予算(その2)を含む
(注2)係数は、標示単位未満を切捨ての為、符合しないことがある

補正予算の主な内容

〇 海岸漂着物等の対策   1億7,687万円
  新 海岸漂着物等対策基金の造成等 (1億3,346万円)

 国からの補助金を原資として、海岸漂着物等の対策を実施する為の基金を造成する。

一部 新 ・海岸漂着物等対策費事業費 (4,341万円)

 基金を活用して暴風等により、発生した大量の海岸漂着物等の清掃や海岸利用者の「ごみの持ち帰り」等マナーの向上普及啓発に事業を実施。

〇 医療施設耐震化臨時特例基金積立金  9億7,174万円

 国からの交付金を原資として、二次救急医療機関の耐震化を推進するための基金の積み増しを行う。

風しん予防接種費用助成事業【市町村自治基盤強化総合補助金】(市町村自治振興事業会計)特別会計      1億2,900万円

 風しん患者の急増に対応するため、市町村が実施する予防接種への助成に対し市町村自治基盤強化総合補助金の枠組みを活用して、緊急に助成を行うこととしたため、補助金を増額する。

平成25年度6月補正予算(その2)

(単位:千円)

会計別 前回までの累計額 今回補正額 合計額
(1) (2)
一般会計 1,772,171,364 1,148,625 16,100 1,164,725 1,173,336,089
特別会計 1,088,379,409 129,000 - 129,000 1,088,508,409
企業会計 114,458,019 - - - 114,458,019
合計 2,975,008,792 1,277,625 16,100 1,293,725 2,976,302,517

補正予算の主な内容

〇 東日本大震災により発生した災害廃棄物の処理(魚網)の補正予算

〇 定県64議案 工事委託協定の締結(神奈川県総合リハビリテーションセンター整備工事委託協定)

神奈川県総合リハビリテーションセンター整備工事委託協定の概要

 1.工事場所 厚木市七沢地内
 2.協定者名 社会福祉法人神奈川県総合リハビリテーション事業団
        理事長 笠井郁彦
 3.協定金額 108億7,870円
 4.工事内容 (1)新築工事
         ア 病院棟 鉄骨鉄筋コンクリート造 地上5階地下1階
               延床面積 19,466.12㎡
         イ 福祉棟 鉄筋コンクリート造 地上3階
                    延床面積 7,356.74㎡
        (2)その他の主な工事
         ア 七沢学園居住棟改修工事
         イ 病院本館棟除却工事
         ウ 既存設備切廻し等準備工事及び新築工事等に伴う外構工事
 5.協定期間 議会の議決があった日から平成30年3月31日まで。
 6.工事スケジュール

〇 請願 第12号 神奈川リハビリテーションセンター・七沢リハビリテーションセンター統廃合による脳血管センター病床大幅削減反対に関する請願について(取り下げが提出され、この度取り下げが可決しました。)

 この請願は、平成23年12月2日に私が請願の紹介議員として提出されたものです。請願者は七沢リハビリ脳血管センターを守る会。
代表 鈴木 義延 他1,48名の請願です。
 この請願については以前申し上げたところでありますが、現在の七沢脳血管センターは、245床で平成27年の廃止まで対応。リハ再編整備後は神奈川リハビリへ脳血管センター分として40床+10ないし20床を弾力運用することで決着。よって、以上のことから今回請願者より、取り下げを提出させて頂きました。(平成25年6月17日)
 再編整備後の神奈川リハビリは、現在の280床から200床に縮小。これに既存棟80床と合わせて280床。この内訳は、高次脳機能障害40床、障害者医療・小児神経疾患80床、股関節障害40床、脳血管疾患40床の小計200床と現行の新館脊髄損傷80床の合計280床となります。

~神奈川総合リハビリテーションセンター再編整備事業について~
マグネットセンターとしての機能

(1) 県内リハビリーテーションの拠点施設としての機能
〇 県立病院としての政策医療の提供
 民間では対応が困難な重症度の高いリハ医療、障害医療と言った政策医療を提供することにより、県立病院としての役割を果たす。
〇 リハビリ人材の育成
 地域でリハビリテーションを提供する人材の育成、リハ医療等専門ノウハウの提供を行う。
〇 地域連携体制の構築
 地域における医療機関、福祉施設及び市町村との連携体制の構築と情報の共有に取り組む。
〇 脊髄損傷センター・高次脳機能障害センターの設置
 専門的な治療・リハ医療の提供が可能な病院が限られている脊髄損傷・高次脳機能障害について、患者やその家族を支援するための情報提供や総合相談等を実施する「支援センター」を整備する。
〇 ロボット工学を活用したリハ医療の提供
 さがみロボット産業特区において、大学や民間の研究機関との連携となる。強化や産学公連携の取組みにより、医療ロボットの実証フィードル

(2) 再整備による療養環境の向上
〇 ユニットケアーの実施 (新福祉棟)
 新たな県立施設の役割として、小規模グループケア(ユニットケア)を実現し、より家庭的な環境の中で障害特性等に応じたきめ細やかな支援を推進する。
  〇 合併症への対応
 合併症患者への強化のため、人工透析室を整備する。
〇 疾患別外来の設置
 様々な合併症により複数の診療科にまたがる患者への対応のため、1診療で全ての科の診療が同時に出来る疾患別外来を設置する。

○「神奈川県再生可能エネルギーの導入などの促進に関する条例」

 今議会で議員提案による次の条例が提案され可決いたしました。

○「神奈川県再生可能エネルギーの導入などの促進に関する条例」

この条例は、陳情173号「神奈川県省エネルギー・再生可能エネルギー促進条例 (仮称) の制定を求める陳情」 が神奈川県農業協同組合中央会会長 志村義一 外(1,074団体)218,185人から提出がされたどころであります。
 県議会では、「神奈川県再生可能エネルギーの導入等の促進に関する条例」を自民、公明、県政会で共同提案を行い、7月2日の最終日に採決され全会一致で可決成立した。
平成25年7月9日に公布、来年4月1日に施行されます。